100-150


受け入れられない脆さ
非現実のような現実
失望と希望の裏合わせ
今はただ君のこと
約束なんてしてあげない
怖いと呟いて困らせた
守らないでと強がって
悲しい顔で笑う横顔
さよならに目を背けよう
まだそこに居てくれますか


積み重ねた独りの夜空
見捨てるあなたを追わないように
この手は空に届かない
触れて灰になる手のひら
クラリネットはたおやかに


傷つけたくないと傷つく僕ら (それはきっと身代わりのように)
振り払ってもいいよ (この手を、きっと二度と掴めはしないけど)
僕が持つのはもっと劣悪な感情 (恨みで済むくらいなら美しい)
鍵付きの窓の向こうで (君は泣いているだろうか?)
暮れかけ空に祈る一陣 (叶うならほんの欠片だっていいから)
愛は決して誓えない (永遠なら誓いましょう)
満ち満ちた水盆 (緩やかに揺れる夢)
空論に肯定をあげる (せめて壊れないように)
浚われた紅色 (この心は空っぽ)
少年少女の夢の瀬に (……うわ言のように呟く色を)


片隅に佇む君の背に (……問うことは罪だろうか?)
迷い戸惑うその先に (消えた答えを僕は知らない)
どちらから来て消える
満たされない空虚の結末
ふたりはじまる夢のとき
遠ざかる両の手に涙
さざなみ、揺れ揺れるココロ
埋もれた花は白色
冷たく溺れた夢のカケラ
真夏、氷点下のこころ


落ちた涙と渇いた視界
流れ行く時の隅っこで
幼い想い出にお別れを
白波に揺れた幻影
遠い過去よりの使者
君に、と手向けたこの花すらも
こんな世界、欲しくは無いのに
見上げた青が痛かった
飾り気の無い夢は要らない
隠された真実まで知りたくはない


きっと君と一緒に生きていけないから
受け止められないのは僕の弱さ
壊れかけた声を救って
いつか消えていく星空のために
気付かなくても構わない(だからどうかそのままで、君は)