200-250
そして消えるんだ。僕はここで、この瞬間に
ねぇ、まだそこにいるの?(それならせめて壊していって、この心ごと塵に変えてよ)
現実主義者は僕だけでいい
この身ごと奪い去っていくような
怖くて怖くてたまらなくなる
なんて臆病なくだらないこの命
真実が虚偽の存在を憂いだ
全てを奪っていま全てを与えようとする僕
もがき苦しみ欲しがる絶望
そう、もしかしたらこんな結末を望んでいたのかもしれない
たとえばの話、もし僕が此処で死んでしまったとしたら
どうせ消えてしまうなら、美しい光ごと消えてしまいますように
絶望の底に叩き落してあげる
信頼と裏切りの境界線上で
手を伸ばせば堕ちられそうだよ
私は恨みですべてを消そう
それなりに幸せ、そしてとても不幸な
囁くように命は散り行く
今こそ君の事を壊して見せよう
今ここで君を殺したって構わないの
この声は霧に消えて届かない
いつかの日の幸せと本日の取り留めもない不幸の結末
きっかけなんて僕にとっては何だってよかったのです
(それがいつか君を縛り上げることになると知っていても、僕の根底がたとえどれだけ痛んだところできっと)
僕の真実が君の心を壊すんだ
(知っていたところで戻れやしない、罪深い最果ての扉の奥で今日も。)
その手を取ると決めた瞬間から、僕の世界はほんの少しだけ闇色に染まってしまったのです