250-300
あふれた世界とこぼれた涙
咲けし君の音、百合の花
悲しいほどあでやかな空へ
冷徹なハイドレンジア
孤高のオルテンシア(ハイドレンジア・オルテンシア共に紫陽花の意)
藍と闇色の紫陽花
あと少しだけ、一瞬だけ。
君はひとつに届かない
無力感と焦燥感と、そのあいだ
濡らした頬と優しき涙
僕は君に嘘を吐かない
穢さないで、つめたいまま朽ちて
ミュージックプレーヤーの拒絶
いま僕はここで君を待つ
Call me,Call out,Good-Bye.
空色は鈍色に落ちて夜色になる
手を取れないなら嘘とみなして
君が大人になったその日
まだ終わらない夢のいつわり
最初のウソ・最後のホント
それでも伝えたいのです
この言葉をこの瞬間に
それでも僕は光がほしくて
触れないで、不安になるから
何よりもそれは君のために
使命感と揺れるこころ
諦められなくなってしまうよ
それはたぶん、あの雨の日のような
影に隠れて泣いた日
「言えなかったの、ごめんなさい」
「怖くなったよ。わがままだから」
掴めないよ、その手がこわくて
いっそ振り払われる前に
眠らないで、今はまだ
触れることすら出来なくて
遠く離れても信じてる
きっといつかこの手を求める
壊れそうな瑠璃色の世界で
それでも君のことが好きだったんだ
最後の一秒まで、愛してる
大丈夫だよ、そんな君が好きなんだ
熱くならなければ冷めることだってないでしょう
僕はそうして自分の心を守るんだ
逃げ出せたら消えてなくなれる、はず
それが罪、それが罰。(そしてそれが世界の結論。)
その瞬間が分かれ目だった
覚えているよ、たとえ君が僕のことを忘れてしまっても