300-350
夜明けに見る夢より真夜中の幻を
悲しみにくれたあとは僕に一輪の夢を
悲しみにすがらない強がりなこと
さよならなんて言わせないで
単純明快で不確かな明日
いつまで君と一緒にいられる?
僕にその答えを教えて
僕はまだ言葉を信じられない
剣を突き立ててさあ、さようなら
想えば想うほど別れの日が近付いているのに
Trust you,but you were gone.(信じていたけれど、君は行ってしまった)
はらはらと落ちた命のかけら
全ての終わりのその夜に
許されやしない、のに。
今君を守りたいと僕は願う
救いをくれるのは神様じゃなくて
青い世界ほど僕の涙を黒く染める
信じたのは崩壊に向かう涼やかな世界
まだ消えない、まだ消せない(終わらない、…いったい何時まで?)
お慕いしております、貴方だけを真っ直ぐに
僕は最初からすべてを知っていた
起こり得るすべての未来の微笑みへ
願いと祈りほど無駄なものは無いと知ったの
力だけ、心だけ、そんな世界
はじめから決めていたひとつのこと
どこかですれ違ってしまった筈なの(だけれど僕らは気付けない)
譲れない心が譲れない想いを壊す
その声で僕を呼ぶのはせめて最後にしてください
君のためならこの想いのひとつくらい、胸に秘めておくけれど
君の半分を僕に頂戴、僕の半分を君にあげる
壊れていく秒針が刻む音の中で
残された時はせめて君のために
荒廃したその街に鳥は鳴かない
もしもこの名を呼ぶ時が来るのなら(それはたぶん取り返しがつかないほどすべてが壊れたそのあと)
儚さを美しいと君は言った
罪は罪、罰は罰(そしてそれを許しきれない傲慢な僕らの幸せ)
愛してると囁くのは君の傍でだけ
強いて言うなら愛するのはその心
全てをなかったことにすれば幸せを掴めると思いました
こんな世界を生きるはずじゃなかったのに
どんなふうに生きられたら僕の世界は報われる?
好きだって言ったら、それが全てを救うっていうの?
ふたひらの儚きに祈る
偽りの所為できみを愛してしまったの
その手を振り払ってみたかった
消え行くその手に僕の証を
せめて狂うのは僕が先でありますように
苦しまずに済む世界を君だけに捧げようと思ったんだ
穏やかなおわりの日の一瞬に
その手に触れられることだけが僕の幸せでした
君の目に映る僕の優しさが嘘でありませんように